ひとりごと保存版 2002/04

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4/14

 十和田湖の宇樽部にきて1週間たちました。なんやかんやでいろいろ大変でした。まあ、もう1週間くらいで落ち着くでしょう。新婚旅行日記も続けようかな。


新婚旅行日記24

 さて、「ワイドビュー南紀」で勝浦へ向かうところまででした。ビールを買って口をつけてまもなく、車掌さんが切符を確認にきました。こちらは青春18切符+特急券で大丈夫だと思ってましたから、切符を見せて勝浦までの特急券を買いたいと言ったところ、車掌さんの顔が少し曇ったのです。「これは企画切符ですから、特急は乗れませんよ」 おおっと、そんな!青森のビューで買ったときは大丈夫だって言ってたじゃない!多少、車掌さんともめた挙句、「今回だけは大目に見ますから、次に乗るときは気をつけてくださいね」でなんとか一件落着。う〜ん、後味わるいぞ。JRは管轄によってこうも違うの?きちんと全国で規則の確認をしてるの?これから先は特急なんか乗るものかと、へそを曲げた瞬間でした。(つづく)

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4/15 新婚旅行日記25

 青春18切符のことで熱くなったせいでその後もビールをもう1本飲んで、「ワイドビュー南紀」は終点の紀伊勝浦に11時35分に到着。つぎの普通列車は紀伊勝浦発12時57分。本当は13時25分の「オーシャンアロー」に乗る予定だったけど、もう特急なんて乗らないもんね。その間、途中下車して昼食。
 勝浦といえば、「マグロ」。ガイドブックで調べていた「竹原」さんを探します。勝浦といえば、那智の滝も超有名。地図を見ながら歩いて店を探すうちらに、「滝、行きまへんか?」と声をかけるおっさん。特急やめたから時間ないんや、ほっといて。おっさんを避けたせいで、少し遠回りしてしまったが、目的の「竹原」さんを発見!その途端、嫁さんが走り出した!店の前にはオバチャン軍団が「本当にここでええの?」という感じでたむろしているので、先を越されまいとダッシュしたのだった。かろうじて滑り込みセーフ!店内はカウンター10席くらいだけの小さなお店だったので、後からのれんをくぐったオバチャン軍団はあきらめて出て行ったのでした。ラッキー。(つづく)

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4/17 新婚旅行日記26

 那智勝浦漁港近くの食堂「竹原」になんとか入り、名物マグロ定食(1000円)を注文。順番は忘れたが、一鉢づつ出してくれるので、ゆったり食べることができる。そうしてメインのマグロの刺身が登場。なんと、分厚いワカメの上に乗っかっている。隣の客が「昆布?」と言ってたほどだ。マグロも、「ビンチョウマグロ」という種類のもので、初めて食べた。地元では「ビンナガ」と呼ぶそうで、その名のとおり胸ビレが細長く、小ぶりである。味は脂が少なめでさっぱりとしておいしい。弾力が強く、食感はカツオのよう。いろんな部位を、一口では食べられないくらいの大きさで出してくれる。ワカメもすごくおいしかった。
 大満足して食べ終わるころ、店のおばちゃんからすごい情報を聞いたのである。何って?それは次回ね。(つづく)

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4/18 新婚旅行日記27

 勝浦の食堂のおばちゃんがくれたすごい情報とは?それは「これからそこで、テレビの中継があるよ」ということ。NHKの「ひるどき日本列島」という番組の生放送が、勝浦漁港であるらしい。時計を見ると、まもなく始まる時間。食堂のすぐそばだし、これは行ってみなくては!おばちゃんに「じゃ、テレビに映ってくるわ」と言い残し、店を出た。漁港はすぐ目の前。たくさん人がいて、テレビの中継のための機械がたくさん置いてあった。よく見ると、マグロの絵が描かれた大きな箱のようなものがあって、そこにみんな集まっているようだ。重い荷物を引きずって、近づいてみる。そして、その正体は…(つづく)

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4/20 新婚旅行日記28

 そのマグロの絵が描かれた大きな金属製の箱からは湯気が出ていた。何か茹でているらしい。テレビのスタッフが来て、説明を始める。「今からテレビの生中継をします。番組が始まる前に携帯の電源を切ってください。知り合いに電話する場合は今のうちにお願いします。」早速、嫁さんが親戚に電話して、録画を頼んでいた。そしてさらに「遠くから来た方はいませんか〜?」そのとき、嫁さんが手をあげ、「青森から新婚旅行できました!」と堂々と述べたのである。周りから暖かい言葉が飛び交い、一番先にテレビに映る手はずが整ったのであった。さすが、うちの嫁さん。(つづく)

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4/22 新婚旅行日記29

 そうして、生中継が開始。NHKの「ひるどき日本列島」は、今、全国の珍しい鍋の特集であった。那智勝浦からは、世にも珍しい「マグロ鍋」の紹介である。そうか、あのマグロの絵が描かれた箱は、鍋だったのか。スタッフが大きな時計を持って走り回る。ビンチョウマグロの紹介から始まり、カマ焼きがモニターに映る。うまそうだ。そして、ついにカメラがマグロの絵が描かれた箱、いや、マグロ鍋に近づいてきた。いよいよテレビに映るぞ!しかし、気がつくと私たちの目の前に、知らないうちにおばあちゃんが立っていた。俺は背が高いからいいけけど、嫁さんは背が低い。大丈夫か?(つづく)

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4/23 新婚旅行日記30

 ついにこの旅行日記も30までいってしまったか。しかし、まだ3日目なのだよ。長いぞ。

 さあ、カメラが寄ってきた。「マグロ鍋ができあがるのを楽しみに待っている人たちです!」アナウンサーが叫んでいる。そうか、そういう設定だったのか。そして観衆にインタビューを始める。俺たちからって言ってたのに、白浜から来た人が最初にマイクを向けられた。生だもん、仕方ないね。次に子供。あげくには「どなたか遠くから来た方はいませんかあ?」と聞いてきた。なんじゃ、打ち合わせができてないじゃん。と思いつつ、私は思わず手を高々と上げ、「青森から新婚旅行で来ました!」と言っていたのだ。カメラが寄る。前にいたおばあちゃんは消えていた。私の顔は全国の茶の間にアップで現れたのだ。(つづく)

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4/24 新婚旅行日記31

 生放送のインタビューの開始。嫁さんが、さっき食べたマグロの刺身のおいしさを言葉巧みに語る。これには、俺もすごいなと思った。
 そして、アシスタントの田中ひろ子さんが「マグロ鍋」作りに挑戦。マグロのすり身に山芋を加えて練ったものを、野菜と一緒に煮て、味噌で味付けしたのがマグロ鍋。普通はサンマで作るのだそうな。ひろ子さんがすり身をマグロの絵が描かれた巨大鍋に投入する。なんか、上手くいかないようだ。そしてあっという間にできあがり。だって、あらかじめ作ってあったんだもの。続いて、観衆のみなさんの試食タイム!さて、お味は?(つづく)

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4/25 新婚旅行日記32

 「ひるどき日本列島」の生放送の中、那智勝浦新名物?「マグロ鍋」が観衆に配られます。こっちにも回ってきました。「新婚さんだから、2人で分けてね」と1杯だけ来ました。食べて感想を聞かれます。「とってもおいしいです」と俺。「ふごふご……。」と嫁さん。実は、肝心のマグロはモサモサしているし、味付けも薄くてそんなにおいしいと思わなかったのだが、生放送でそんなこと言える訳ないでしょ。かくして、ほとんどの人が「おいしい」と言うしかないような味なのでした。サンマだとおいしいんだろうね(つづく)

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