◎ はじまりのこと ◎

 今年もこの季節がやってきました八甲田山キャンプ。そもそもなぜ冬にキャンプか・・・詳しくは去年のレポートをご覧いただきたい。
昨年は暖冬であまり気温も下がらず−4℃止まりで快適楽勝キャンプ。今年は見事に寒波がやってきて前日から平地でも−6℃台
の気温。はてさてどうなるものか。


◎ 2月7日の八甲田山中とある場所 ◎

 当日、ガンガンの雪模様で青森市内から八甲田へ向かう道はホワイトアウト寸前かといった状態。吹雪の中から突然現れる大型観
光バスにビビリつつ、現地到着・・・?
 
 無い?去年あったはずのキャンプサイトが無い。例年ならきれいに除雪されているはずのサイトは4メートルはあろうかという雪に閉
ざされていた。ちょうど同時に到着したマサアキさんと新しいサイトを探すことになった。今年の「とある場所」は少々移動することになって
しまった。 
早速テントを設営。
見る間に埋もれていく我が宿。
こちらはマサアキさんの新居、ジュピタードーム。
モンベルの最新モデル、完全冬山設計!
しかし雪はすべて対し平等に降り積もる・・・
ロシアから参加のウラジミールさん

ではなく、盛岡のマサアキさんでした。
今回、雪山初女性参加者のチーです。
こんなバカナ世界に志願してきた猛者。

奥はご存知Cafe Doのキャンプマスター、ケイスケさん。
遅れて到着セキアイさん。

 全員到着したところで、タープに温度計をぶら下げました。この時の気温、−10度。体感ではそれほどには感じず、エエーッなど皆半
信半疑。しかし先ほどカップに注いだエビス黒ビールを飲もうとしたところ
「モコッ」
「?」
泡が反発した!とうていビールではありえない感触が唇に伝わる。飲んでいるそばから凍り始めたビール。確かに世の中は−10℃
であることを実感させられる。
 飲み物、食べ物はクーラーボックスへ避難。そもそものクーラーボックスの役割は飲み物その他を冷たく保つことだが、ここでは凍ら
ないようにするために使用する。この時点でクーラーという名前の意味を失っている。これは考えると眠れなくなりそうだ。
今年は薪ストーブの調子が悪く、一切煙突が機能していません。
ほとんど焚き火状態。煙、煙、奥にいるウラジミールさんがまったく見えない。
それでも夜の食事はこれですべてこれ一台。
うまうまラム肉。「パイロン」の水餃子。世界三大スープトムヤムクン
いつもいつも充実した食卓であります。
少し大きくなった少年たちは今年も自らの手で焚き火。
去年は壁の中の焚き火。今年は穴の中。
しっかり風上に空気穴を設置し、効率良い焚き火をつくっている。恐るべし。
煙の向こうでケイスケさんが酔っている。

「ケイスケさん、転びますよ。」
「えっ、うん。」
「ドスン」
「あっ、大丈夫ッスか」
「うん。」
「ドスン」
今年度4連続転倒記録更新。

 最低気温、今年は−12℃を記録しました。今年はテント内にダンボール、マット×2、寝袋×2、さらに防寒着を着たまま就寝。はじ
めは寒さも感じましたがすぐにぽかぽかです。
 朝方、暑くて起きる始末。

朝、全ては凍り付いています。
車においてあった水はペットボトル内では液体なのですがキャップを空けた瞬間
パキキッと見る間に凍っていきます!
ガスコンロも気化が追いつかず、点火に手間取ります。

 液体というもの全てが姿かたちを変えておりました。牛乳飲もう。と思い、クーラーボックスから取り出し、カップへ注ぐと
『シャラシャラシャラ・・・・・』
なんだこれは。自分はガラス片でも飲もうとしていたのか。
砂糖や乳脂肪分の関係なんかでそれぞれ液体によって凍り方が違う。

ジェル状になった「午後ティー」
美味く無さそう・・・
フーフーしなくても冷めるラーメン。
撤収はいつもすばやい。

ジュピタードームいいな。
 今年は予定外のキャンプ地の変更、ストーブの不調、管理人年齢詐称疑惑なんかもあったけど、やっぱり楽しい雪山キャンプ。最低
気温−12℃。これぞ冬の醍醐味。本当に楽しいですよ。今年はチーが初参加。来年は誰を連れてこよう。でもなかなか誘っても来な
い人ばかり。ケイスケさんいわく、「結局はさ、誘っても笑われるか、怒られるか、無視されるかなんだよね。」
 なるほど。チーも「親に雪山でキャンプするって言ったらバカって言われた。」そうです。うーん。親御さんはこの状況を実に的確に最
小限の単語を使用して表現してくれたようです。
 さて、楽しいキャンプを終えて、のこるは・・・避けては通れない・・・ 
あとかたづけ!



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